「非認知能力って何だろう?子どもの将来に役立つのかな?」
あなたは今、このようにお考えではありませんか?
非認知能力が高いと学校の成績が上がり犯罪率が下がると言われています。
そこでこの記事では、子どもの非認知能力を伸ばす4つの方法について解説します。
子どもには将来的に個性を発揮して活躍してほしいと考えている方は、ぜひご一読ください。
非認知能力とは「コミュニケーション力などの数値化できない知的能力」
非認知能力とは、テストで数値化できない知能指数のことです。
一方でIQなどの数値化できる能力を、認知能力と言います。
非認知能力には以下のような種類があります。
非認知能力の種類 | 内容 |
コミュニケーション力 | 他者と意思疎通をスムーズに図る能力 |
忍耐力 | 困難に立ち向かい、努力し続ける能力 |
自制心 | 自分を制御する能力 |
意欲 | 何かを進んでしようとする能力 |
創造力 | ユニークな発想ができる能力 |
対応力 | あらゆることを柔軟に処理できる能力 |
メタ認識 | 自分の行動を客観的に捉えられる能力 |
非認知能力は周囲の人との関わりを通して成長するため、何事にもチャレンジすることが大切です。
では、非認知能力を高めると、どういうメリットが得られるのでしょうか。
非認知能力が高いことによる3つのメリット|学習成績が高くなりやすい
コミュニケーション力や忍耐力などの非認知能力を高めると、様々なメリットが得られます。
そこでこの章では、非認知能力が高いことによって得られる、以下の4つのメリットについて解説いたします。
- 学習成績が高くなる
- 認知能力も高まる
- 犯罪率が低くなる
非認知能力が高いことへのメリットを確認して、お子さまの教育方針を定めても良いでしょう。
1.学習成績が高くなる
非認知能力優れているほど、学習成績も高い傾向にあります。
1962〜1967年にアメリカで行なわれた「ペリー就学前プロジェクト」が、非認知能力と学習成績との因果関係を証明しています。
「ペリー就学前プロジェクト」は、幼児期の子どもを対象に行なわれた実験です。
対象である幼児たちを2つのグループに分けて、一方には以下の2つのことを実施しました。
- 週3回、2.5時間の主体的に物事を学ぶ教育
- 週一回の家庭訪問で親子の関わり方について指導
このプログラムを受けた幼児たちは受けていないグループと比較して、IQに差はないものの、学習成績が高いと証明されました。
実験の結果から、コミュニケーション力や意欲などの非認知能力が、学習能力の大切な役割を果たしていると言えるでしょう。
2.認知能力が高まる
非認知能力の向上は、認知能力にも影響を及ぼしています。
独立行政法人経済産業研究所が発表した「幼少期の家庭環境、非認知能力が学歴、雇用形態、賃金に与える影響」によると、意欲が高い子どもほど学習成績が上がることがわかりました。
保護者が子どもに強制的に学習をさせても、内容が頭に入りにくくなります。
保護者はお子さまのやる気のある分野を理解してあげて、意欲的に自ら学習するように、見守ってあげると良いでしょう。
3.犯罪率が低くなる
非認知能力が高いと、犯罪率が下がることが「ペリー就学前プロジェクト」により、証明されています。
「ペリー就学前プロジェクト」のプログラムを受けた子どもたちは、非認知能力が高いことがわかっているからです。
現状の生活に満足していて、かつ自制心やメタ認識などの非認知能力に優れていると、犯罪をしようと考えにくくなる傾向にあります。
非認知能力の伸ばし方4選|ロボット制作・プログラミング学習が子どもの能力を引き伸ばす!
「非認知能力」の育て方〜心の強い幸せな子になる0〜10歳の家庭教育〜によると、非認知能力を育てるためには以下の5つのことが重要だとされています。
- ルールを作る:非認知能力を育てるための土台を作る
- 対話をする:表現する力と自信を養う
- 遊ぶ:外遊びは子どもの脳の発達には必要不可欠
- 子どもと自分を受け入れる:子どもをよく見てよく褒める
- 好きを見つける:好きなことや楽しいことに情熱をかけられるようにする
そのため、ロボット制作などの子どもが面白いと感じるような学習や、ごっこ遊びなどの他者とコミュニケーションをとる遊びが非認知能力を育てるには効果的だと言えるでしょう。
そこでこの章では、非認知能力の伸ばし方を数ある中から4つご紹介します。
- ロボット制作・プログラミング学習
- 外遊び
- ごっこ遊び
- 絵本の読み聞かせ
1.ロボット制作・プログラミング学習
プログラミングが学べる教室では子ども向けのプログラミング言語を利用して、問題解決・ロボット制作を行います。
ベネッセ教育総合研究所の資料によると、非認知能力を育てるためには「粘り強さ」や「挑戦する気持ち」が重要だとされています。
プログラミングを通して問題解決のための方法を複数考える体験ができるでしょう。
そのような体験を通して、以下のような非認知能力を鍛えられます。
- 創造力
- 忍耐力
- 論理的思考
そのため「子どもの非認知能力を伸ばしたい」と思う方は、プログラミング教室に通うことをおすすめします。
しかし現在、プログラミングが学べる教室はまだ少ないです。教室の多くが都市部に集中しており、地方から1時間かけて通っている方もいます。
そこで当メディアを運営している、ソニー・グローバルエデュケーションのKOOVパートナープログラミング教室をご紹介します。
KOOVパートナープログラミング教室は、「KOOV」という教材を使用してロボット制作・プログラミング学習を行う教室です。
「KOOV」は直感的に使えるブロックが特徴で、楽しみながらロボットを制作できます。
直感的に使えるプログラミング言語を用いて、小さなお子さまでも簡単にロボットを動かせます。
プログラミングを使って新しい視点で世界を見れることで、幼児期のうちから「身の回りへの好奇心を持つ」「得意なこと・好きなことが増える」という体験ができるでしょう。
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2.外遊び
幼児期から公園で友達と砂遊びをしたり、野球やサッカーなどを楽しむことは、非認知能力を鍛える一つの手段とされています。
「保育内容 人間関係」 再考: 非認知能力を育む保育の観点からによると、先生や友達とコミュニケーションをとることで「目標達成」「他者との協働」「情動の制御」などの非認知能力を鍛えられます。
幼少期から友達と遊ぶことで、以下の能力を得ることが可能です。
- コミュニケーション力
- 想像力
- 自制心
- 考える力
非認知能力は周囲の人との関わりの中で、育まれます。
幼少期から友達と外遊びをして、非認知能力を高めてみてください。
3.ごっこ遊び
ごっこ遊びも非認知能力を鍛える手段として効果的です。
ごっこ遊びは「おままごと」や「鬼ごっこ」のように、キャラクターになりきって行います。
ごっこ遊びのルールを守りながら、面白くさせるためには、以下のような非認知能力が必要です。
- 記憶力
- 想像力
- コミュニケーション力
- 社会性
キャラクターになりきったり、ルールを守ったりするためには、上記で紹介した能力が欠かせません。
「保育内容 人間関係」 再考: 非認知能力を育む保育の観点からによると、子どもの心を豊かに育てることが非認知能力を鍛えることに繋がるとされています。
想像力を働かせながらごっこ遊びを行うことで、非認知能力を鍛えることに繋がるでしょう。
4.絵本の読み聞かせ
絵本を読み聞かせることで、ストーリーをイメージできたり、登場人物に共感できたりします。
登場人物が何を思っているのかをイメージできると、以下のような非認知能力を得られるでしょう。
- 協調力
- 共感力
- コミュニケーション力
ベネッセ教育総合研究所の資料によると、子どもがおもしろいと感じたり、関わったりしたくなる素材をふんだんに用意することが非認知能力の向上に繋がるとされています。
そのため、絵本の読み聞かせを行い、感想を自由に話してもらうことで非認知能力が鍛えられると言えるでしょう。
非認知能力を育てるための3つの注意点|親のエゴを押し付けないことが重要
ベネッセ教育総合研究所の資料によると、非認知能力を育てるには保護者のサポートも重要です。
そこでここでは、非認知能力を育てるための3つの注意点を解説します。
- 子どもが好きなことができる環境を作る
- 遊びを通して非認知能力を伸ばす
- 親は子どもの意見を尊重する
1.子どもが好きなことができる環境を作る
まずは子どもが好きなことができる環境を作りましょう。
保護者が子どもの非認知能力を伸ばしたいがために、強制的に習い事をさせるケースがあります。
しかし、子どもは無理やり指導をされても、意欲的になりません。
子どもの好きなことが目移りしても、まずは自由に好きなことをすることが大切です。
気になったことを意欲的に取り組み成長することで、想像力や忍耐力などが育まれていきます。
2.遊びを通して非認知能力を伸ばす
幼少期の非認知能力を伸ばすためには、外遊びが重要とされています。
友達や保護者と一緒に体を動かすことで、コミュニケーション力、意欲、創造力などが養われます。
保護者はまず、子どもを公園に連れ出してみましょう。
子どもの好きなように遊ばせることで、何事にも意欲的な大人に育ちます。
3.子どもの意見を尊重する
非認知能力を伸ばすために、保護者がすることは子どもが安全に遊べる環境を整え、見守り、意思を尊重することです。
ついつい口を出したくなっても、人に迷惑をかけておらず、危険な遊びでなければ見守ることに専念しましょう。
保護者が口を出しすぎると、子どもは言いなりになってしまいます。
保護者は子どもが失敗する前に止めるのではなく、安全を確保して見守り、非認知能力を向上させることを意識すると良いでしょう。
非認知能力に関するよくあるご質問
ここでは、非認知能力に関する以下の2つの質問に回答します。
- 非認知能力はいつ頃から育てたほうがいいの?
- 非認知能力は大人でも伸ばすことができるの?
非認知能力はいつ頃から育てたほうがいいの?
非認知能力を伸ばすトレーニングは幼少期〜小学生など、できるだけ早い時期が良いとされています。
小学生までの子どもは新しい物事を吸収する能力が高いからです。
非認知能力を伸ばす方法としては、前述した通り、子どもが楽しめるような内容が多くあります。
子どもが面白さを感じられるように、保護者は工夫しながら非認知能力を伸ばしてあげてくださいね。
非認知能力は大人でも伸ばすことができるの?
非認知能力はコミュニケーション力や、忍耐力であるため伸ばせます。
非認知能力を向上させるためには、自分はできると思い込み、どんどん行動することが大切です。
非認知能力は集団生活の中で鍛えられます。
集団行動の中で小さな成功体験を積み重ね、チャレンジし続けることで、コミュニケーション力や忍耐力などを養いましょう。
非認知能力 まとめ
いかがだったでしょうか。
非認知能力とはコミュニケーション力や忍耐力に代表される、数値化ができない能力を言います。
非認知能力を鍛えることで、成績が上がることや犯罪を行わない健やかな成長につながるでしょう。
子どもが興味を持っていることを自由にやってもらうことが、非認知能力を鍛えることに繋がります。
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