「知育ってなんだろう?必要なのかな?」
あなたは今、このようにお考えではありませんか?
「子供の可能性を広げたい」「子供には将来活躍してほしい」と思っているのであれば、知育は非常に効果的な教育です。
そこで今回は、知育とは何かについて解説していきます。
さらに以下の2つについてもご紹介します。
- 知育を行うとしたら何をしたら良いのか
- 何歳までに始めれば良いのか
この記事を読み終わる頃には、お子さまに適切な知育を行えるようになります。
さっそく知育について学んでいきましょう。
知育とは「よく考える力を身につける教育」のこと
知育とは、幼児教育に必要とされている三育のうちの一つです。
三育とは、イギリスの学者、ハーバート・スペンサーが提唱した幼児教育に対する考え方で、知育、徳育、体育の3つで構成されています。
徳育は道徳心を養う教育で、人間関係を円滑にし社会の中で生きていくために欠かせません。
体育は健康的な体を作る教育のことを指しています。
知育は考察力や判断力、記憶力、問題解決能力といった知能を養うことを目的とする教育です。
日本デザイン学会によって行われた研究では、複数人で問題解決を行うゲームを取り入れた幼児はコミュニケーションをとるために積極性が芽生え、深く思考する傾向が見られました。※1
脳は3歳までに成人の9割ほどまで発達するため、生後6ヶ月〜3歳までの短い期間が知育に最も効果的な期間とされています。※2
そのため、気づいた時にはもう遅いということもあるため、子供の可能性を少しでも広げたいという方は「知育を行うかどうか」を早めに検討しましょう。
(※1 出典:スリットアニメーション技術を応用した知育玩具が幼児の成長に与える役割について)
(※2 出典:社会脳の発達と成長)
幼児期に知育が必要な理由|柔軟なインプットを行う
幼児期に知育が効果的な理由は以下の2つです
- 知育によって子供の可能性を引き出す
- 幼児期の柔軟な脳を刺激して能力を大幅アップさせる
①知育によって子供の可能性を引き出す
最近の教育現場で重視されている「生きる力」を養う上で、自分の頭を使って考えることが非常に重要になります。
知育を行うことで、考える力、判断する力、想像する力など、さまざまな力を身につけることができます。
これらの力を身につけることで、子供の将来の可能性を引き出し、大きく成長するきっかけを作れるでしょう。
②幼児期の柔軟な脳を刺激して能力を大幅アップさせる
知育は幼児期に行うことが重要です。
幼児期の脳は一番成長する時期である上、大人の脳よりも柔軟に使うことができます。
(出典:日本耳鼻咽喉科学会会報 幼児の言語発達)
考える力や想像力、知育によって幼児期のうちに効果的にトレーニングしてあげることが大切になります。
幼児期の知育の効果 | 将来に役立つ思考力・創造力が身につく!
幼児期に知育を行うことで、将来に役立つ思考力や想像力が身につくことは、研究でも証明されています。
アメリカで行われた『ペリー就学前プロジェクト』という研究によると、就学前教育を受けた子供は受けなかった子供よりも学校へ行っている率が高く、成績も良かったということが分かっています。
さらに経済的に充実した生活を送っている人が多く、逮捕歴者率が低いという結果もあります。
小学校に入る前までに行った教育により、思考力や想像力が高いレベルで身に付いたと言えるでしょう。
知育内容 | 年齢別に解説!
実際にどのように知育をしていくのか、その内容について解説します。
子供の年齢に適した方法を使うことが非常に大切になります。今回は以下の3つの時期に分けて解説します。
- 1~2歳|コミュニケーションを積極的に取る
- 3~4歳|手を動かす遊びをする
- 5~6歳|数字や言葉に触れる
1~2歳|コミュニケーションを積極的に取る
1~2歳の時には、よく話しかけることが大切です。
乳幼児に話しかけること・褒めることの大切さ : 子育て支援のためのエビデンスを求めてでは、たくさん話しかけることは知能の発達を促し、言語習得以上の効果があることが明らかとなっています。
また、絵本の読み聞かせなどをすることで、聴覚のみならず視覚をも刺激することができます。
たくさんの言葉を知ることにもつながりますので、ぜひ絵本の読み聞かせを取り入れてみてください。
3~4歳|手を動かす遊びをする
3~4歳の時には、手を動かす遊びを取り入れてみましょう。
幼児の手あそびにおけるパフォーマンスの年齢による変化では、幼児期に行う手遊びは幼児の心的欲求を充分に満たす身体刺激であることが明らかとなっており、身体を自由に動かせるようになる上で大切な時期だと言えるでしょう。
おすすめはつみきやパズルなど、手を動かす遊びを取り入れることで、触覚の発達に貢献することができます。
最近は、知育用のつみきやパズルなどが販売されているので、年齢に合わせて適した道具を使いましょう。
5~6歳|数字や言葉に触れる
5~6歳の時には、数字や言葉に触れることが大切です。
幼児の数字使用力の獲得の過程についてでは、5~6歳児になると数字や誤読しずらくなり自由に使えるようになるため、より実践的な遊びに組み込んで慣らしていくと良いでしょう。
また、言葉もたくさん覚えており、難しい用語を使う子どもも現れます。
そこでしりとりやなぞなぞ、数字を使ったゲームなどによって言葉や数字にたくさん触れると、より身に付くようになります。
あくまでも勉強ではなく、遊びの中で覚えていくという点を忘れないようにすることが大切です。
知育方法のおすすめ4選|おすすめの知育グッズをご紹介
ここでは、前章の「知育内容」言及した経験をしてもらうために、効果的な方法を4つご紹介します。
- 知育玩具
- 知育本・パズル
- 知育アプリ
- 知育教室
知育玩具
1つ目は知育玩具です。
つみきやブロックなどは知育玩具の代表例と言えるでしょう。
子供が遊ぶのが楽しくなるように作られているものが多く、楽しく遊びながら知育ができるので、非常に重宝されています。
また最近は、プログラミングと掛け合わせた知育玩具も出始めています。
例えば、ソニー・グローバルエデュケーションが開発した「KOOV」というロボット・プログラミング教材があります。
「KOOV」は制作したロボットをプログラミングで動かすことで、子供の探究心や想像力などを育めるように開発されました。
子供の成長に合わせて複雑で面白いロボットを制作できるため、幅広い年代で楽しめるでしょう。
知育本・パズル
2つ目は、知育本・パズルです。
ワークやドリルなどの知育本やパズルを使うことで、思考力を身につけることができます。
これらも玩具と同様に、子供が自発的に取り組むように作られているので、集中力なども養うことができます。
知育アプリ
3つ目は、知育アプリです。
知育アプリはスマホが1台あればどこでも手軽に取り組めますし、子どもが熱中できるように作られているものが多いので、比較的取り組みやすいと言えます。
ただし、スマホの使いすぎによる視力の低下に注意が必要です。
近くで見たり暗い場所で画面を見たり、長時間見続けたりすると、視力が低下してしまう恐れがあります。
使い方や使用時間などに注意して、視力低下のリスクを少しでも下げるようにすることが大切です。
知育教室
4つ目は知育教室です。
「自分1人で知育を行うのは不安」「できるだけ専門家などのプロに任せたい」と思う方には知育教室がおすすめです。
年齢や子供の発達具合に応じて適切な知育が受けられるように、さまざまなコースやプログラムが用意されていることが多いので、安心して任せることができます。
知育教室では以下3つのような教育を行います。
- つみき作り
- 記憶カード
- 教材を使った概念・記号・図形についての学習
最近はこれらの内容を一度に学べる、ロボット・プログラミング教室が人気を博しています。
プログラミングと聞くと「なんだか難しそう」と思う方もいますが、最初は簡単なロボットの制作から始まるので、プログラミングの知識がない幼児でも楽しめることが特徴です。
そこで、ロボットを使用したプログラミング学習に興味がある方には、当メディアを運営しているKOOVパートナープログラミング教室をご紹介します。
KOOVパートナープログラミング教室は、「KOOV」という教材を使用してロボット制作・プログラミング学習を行う教室です。
「KOOV」はカラフルで触りたくなるブロックが特徴で、楽しみながらロボットを制作できます。
また、直感的に使えるプログラミング言語を用いるため、小さなお子さまでも簡単にロボットを動かせます。
プログラミングを使って新しい視点で世界を見れることで、「身の回りへの好奇心を持つ」「得意なこと・好きなことが増える」という体験ができるでしょう。
月謝は約1万円ですが、キットはレンタル可能ですので教材費は必要ありません。
(※一部レンタル有料・購入必須の教室がございます)
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幼児期の知育 まとめ
知育は子供の可能性を最大限に広げるために、とても大きな役割を果たします。
早い段階から取り入れることで、より大きな効果を生みます。
また、適切な道具や教材を選ぶこともとても大切です。せっかく取り組むなら大きな効果を出せるように、年齢や技能の習得度に合わせて適切な道具を使ってみてください。
ぜひこの機会に、知育を始めてみませんか?