「子どもの読解力ってどうやって伸ばすの?」
あなたは今、このようにお考えではありませんか?
「読解力」は、すべての学びの基盤となる能力ですので、子どもの頃から伸ばしておく必要があります。
勉強だけでなく、日常生活や親子のコミュニケーションを通じて鍛えることができるので、保護者が読解力を高める方法を知っておくと良いでしょう。
本記事では、読解力を伸ばす方法を6つご紹介します。
日本の子どもたちの読解力低下が指摘されているので、学校とご家庭の両方でアプローチして、読解力の向上を目指しましょう。
読解力とは?|すべての学びの基盤となる能力
読解力とは、文章を読んでその内容を正しく理解し、解釈する力のことです。
全79ヶ国で子どもの学習到達度調査を実施しているOECDは、読解力を次のように定義しています。
自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、社会に参加するために、テキストを理解し、利用し、評価し、熟考し、これに取り組むこと
引用: 『PISA調査における読解力の定義,特徴等』 |
学習到達度調査の試験で求められる読解力は、文章を読んで理解するだけではなく、すべての教科において必要な能力です。
また読解力は、次の3つに分けることができます。
- 情報を探し出す
- 文章の意味を理解する
- 質と信ぴょう性を評価して熟考する
読解力は、文部科学省が推奨している「読み・書き・そろばん」の「読み」にあたります。
読解力が高い子どもは、国語だけでなく、算数や理科、社会などの学習もスムーズに進めることができるでしょう。
このように読解力は「学びの基盤」と言えるので、子どもの時から身につけておく必要があります。
日本の子どもは「読解力」が低下している|OECDの情報を元に解説
読解力は、すべての学びにおいて必要な能力ということが分かりました。
しかし世界79ヵ国、約60万人の15歳児を対象とした国際学力テスト「国際学習到達度調査(PISA)」では、日本人の読解力が低下傾向にあります。
ここでは、調査結果を元に日本人の読解力について解説します。
2012年・2015年・2018年に実施された調査結果を見ていきましょう。
年度 | 日本の読解力ランク |
2012年 | 4位 |
2015年 | 8位 |
2018年 | 15位 |
日本は、2018年に行われた読解力の試験で504点を獲得しており、平均得点の487点を大きく上回っています。
ただし、日本だけに着目すると順位が下がっているため、読解力の向上に向けた様々な取り組みがなされています。
(参照元:文部科学省『読解力の向上に向けた対応策について』)
『OECD 生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)のポイント』によると、日本の子どもたちは、以下のような問題の正答率が低いことが分かりました。
- テキストから情報を探し出す問題
- テキストの質と信ぴょう性を評価する問題
これは、読解力を構成する3つの要素のうち、「情報を探し出す力」「評価し、熟考する力」に相当します。
加えて『自分の考えを他者に伝わるように根拠を示して説明すること』も課題として上げられています。
子どもが読解力を身につけるメリット|IT社会を生き抜く力を身につけられる
現代の日本の子どもたちは、読解力の低下を指摘されています。
読解力は、「学びの基盤となる能力」ですので、教育機関で様々な取り組みを実施して読解力の向上を目指しています。
ここでは、読解力が身に付くことで、お子さまにどのようなメリットがあるのかお伝えします。
次の資料を参考にピックアップしました。
(参照元:『小学校プログラミング教育に関する概要資料』)
(参照元:『コミュニケーション傾向を調査』)
- 成績アップにつながる
- 良好な人間関係を築くことができる
成績アップにつながる
読解力を鍛える過程で情報収集能力が高くなるので、学習がスムーズに進み成績アップにつながります。
情報収集能力とは、質問に対する答えや問題の解決策を見つける能力のことです。
小学校で4月から導入された新学習指導要領によると、情報収集能力(情報活用能力)も読解力と同様に「学習の基盤となる能力」とされています。
情報活用能力を、言語能力と同様に「学習の基盤となる資質・能力」と位置付け
言語能力、情報活用能力(情報モラルを含む)、問題発見・解決能力等の学習の基盤となる資質・能力を育成していくことができるよう、各教科等の特質を生かし、教科等横断的な視点から、教育課程の編成を図るものとする |
良好な人間関係を築くことができる
読解力を鍛えることでコミュニケーション能力が高くなるため、良好な人間関係を築けます。
実際に『272名のアンケートからのコミュニケーション傾向を調査』の結果によると、コミュニケーションが得意な人は、「他者受容」や「読解力」のスキルが高いことが分かりました。
読解力があると、相手が自分に伝えたいことを的確に理解できるようになります。
さらに、相手にどのように自分の考えや気持ちを伝えたら良いのか分かるため、説得力のある話し方ができることもメリットです。
またコミュニケーションで起こり得る「誤解」や「曲解」などのトラブルを減らすこともできます。
このように読解力を鍛えることで、コミュニケーション能力や情報収集能力が高まります。
子どもたちは、多くの情報で溢れるIT社会を生き抜く力を養うことができるでしょう。
子どもの読解力を鍛えるために保護者が心がけること
親子でのコミュニケーションは、「言葉の発達」に大切な要素です。
文章を読む上で必要な「語彙力」を高めるために、親子での日常会話を増やしてみてはいかがでしょうか。
保護者は、子どもが聞きなれていない言葉を使ってみるのもおすすめです。
はじめて聞く言葉を、前後の会話から理解しようとすることで、読解力を鍛えられます。
また、一緒にテレビを見ながら「○○についてどう思う?」というように質問をして対話を通じて読解力を高めましょう。
学習を通じて読解力を高める3つの方法|子どもの語彙力を高めよう
親子でのコミュニケーションで読解力が鍛えられることが分かりました。
ここでは、家庭学習を通して読解力を鍛える方法をお探しの保護者に向けて、3つの方法をご紹介します。
読解力についての調査結果をもとにピックアップしました。
- 音読する
- 辞書を引く
- 要約する
日々の宿題にも取り入れられる方法ですので、お子さまにも試せるものがあるか見ていきましょう。
音読する
『人はなぜ音読をするのか』によると、大人よりも読解経験が少ない子どもにとって音読は、音声情報によって文章を理解しやすくすると記述されています。
難しい内容でも声を出すことによって、情報を整理できるようです。
音読を繰り返し行うことで、難易度が高い文章でも正しく理解できるようになります。
辞書を引く
文章を読み解くためには、語彙力が必要です。
学習・教育アドバイザーの伊藤 敏雄先生は、『語彙力が不足していると、文章を読むことが難しくなる』と述べています。
また語彙力は、自分で辞書を引いて調べることで身に付くようです。
知らない言葉が出てきたときに、自分なりにかみ砕いて理解しようとしたり、分かりやすい表現に変えたり、辞書を引いて調べる癖を付けると良いでしょう。
要約する
子どもが読み解いた文章の要点をまとめると、読解力を鍛えることができます。
実際に、要約作業が文章の読解に効果的であるか、調査した資料では、『要約作業を行うことは正順序の文章 においては読解を促進する』といった結果が出ました。
文章を読んだ後で要約することを念頭においておけば、より文章の構成や重要なポイントを意識しながら読み進められるでしょう。
このトレーニングを繰り返すことで、後で要約する必要がなくても、自然と要点を意識して文章を読み解けるようになります。
要約は、大人でも難しいので慣れるまで「500文字前後の文章を10字にまとめる」ことからはじめると良いでしょう。
日常生活を通じて読解力を高める3つの方法|相手の気持ちを理解できる
学習を通じて語彙力を高められることが分かりました。
さらに、日常生活の中でも語彙力を上げる方法があるのでご紹介します。
- 親子でディスカッションをする
- 読書をする
- 異年齢と交流をする
読解力と同時に対話力が身に付き、相手の気持ちを理解することができるようになります。
日常生活でできる3つのことを確認しましょう。
親子でディスカッションをする
家庭でのコミュニケーションは、お子さまの言葉の根幹になります。
「話す」「聞く」だけでも十分ですが、ディスカッションにチャレンジすると読解力を鍛えられます。
たとえば、一緒に見たテレビの感想を言い合ったり、「どうして○○と思ったの?」といった質問をしたりして自分の考えを相手に伝える練習をしてみてはいかがでしょうか。
実際に、小学校の授業でも「受け身」から「主体的・対話的な学び」へと変化しています。
従来の受け身の授業ではなく、グループワークやディスカッションを活用して子どもが主体的に学ぶ教育のことを『アクティブラーニング』と呼んでいます。
積極的に親子で会話を楽しみ、意見を伝えながら読解力を鍛えましょう。
読書をする
『OECD 生徒の学習到達度調査2018年調査(PISA2018)のポイント』によると、読書を肯定的にとられている子どもは、読解力の得点が高いことが分かりました。
◆生徒質問調査から、日本の生徒は「読書は、大好きな趣味の一つだ」と答える生徒の割合がOECD平均より高いなど、読書を肯定的にとらえる傾向がある。また、こうした生徒ほど読解力の得点が高い傾向にある。 |
さらに、様々な分野の本を幅広く読んでいる子どもほど「読解力」が高い傾向があるようです。
画像引用:『「読解力」と読書指導との関係』
また、1ヶ月に4〜5冊程度の本を読む子どもがもっとも読解力が高いといった結果が出ています。
新聞・雑誌・コミックなど特定の媒体にこだわらずに、文章を読む習慣を身につけることが大切だと言えるでしょう。
異年齢と交流をする
家族や自分と同じ年齢の友達だけではなく、異年齢の人との交流を持つと読解力が鍛えられます。
自分の周りにいつも居てくれる人の場合、考え方や意見が似てくるケースもあるでしょう。
読解には、自分にとって馴染みのないテーマの情報を読み解く能力が必要ですので、考えや意見が異なる人と関わることも大切です。
たとえば、地域活動に参加したり、博物館の学芸員に話しかけたりしてみましょう。
初めて耳にする言葉があると、語彙力があがったり、理解しようとすることで読解力が鍛えられたりします。
読解力を高める習い事|プログラミング教室で新たな社会を生き抜く力を育む
読解力は、日常生活でも鍛えることができますが、会話や読書量には限りがあります。
そのため、習い事で読解力の向上を図ることもおすすめです。
プログラミング教室では、プログラミングのスキルのみならず、「読解力」や「データの読み取り」「科学的・数学的な思考力」など総合的な学力を高められます。
新たな社会を生き抜くために、2020年から小学校でプログラミング教育が必修化されたことからも「プログラミング教育」の必要性が感じられる方も多いでしょう。
プログラミング教育では、プログラマーを育成するものではなく、『情報を読み解くために必要な読解力』や『論理的思考力』『プログラミング的思考力』などを向上させることが狙いだとされています。
(参照元:『小学校情報教育担当者向け教員研修を通したプログラミング教材の評価と課題』)
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読解力 まとめ
読解力は、文章を読み解くだけではないことが分かりました。
「情報を探し出す」「文章の意味を理解する」「質と信ぴょう性を評価して熟考する」といった3つの要素をすべてを含めたものが「読解力」です。
本を読むだけでは身につけることができないので、多角的なアプローチをして、読解力を鍛えましょう。
日本人の読解力は、低下傾向にあるため、教育機関で様々な取り組みがなされています。
学校に読解力の向上をすべて任せるのではなく、ご家庭でもできる方法に取り組んでみると子どもたちはより楽しく読解力を身につけることができるでしょう。
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これからを生きる子どもたちが大人になった時に、社会で活躍していくためにも、学校とご家庭の両方で読解力の向上を目指すことが望ましいと言えるでしょう。
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